
子供には性格などに個性があるように、成長のしかたにも個性があります。背の高い子もいれば、小柄な子もいます。それが標準的な成長の範囲であれば、問題はありません。
背の伸びを決定するのには、いろいろな要因があるからです。
お子さんの成長が、標準的な範囲に入っているかどうかを確かめるには、お子さんの成長の記録をつけてみることをおすすめします。
深刻に考えられる必要はございませんが、病気が隠れている心配もございますので、ご心配の方は一度ご相談下さい。
同じ年齢の子供と比べて背が高い子どもは、ふつうの場合、心配なく育っていると言えるでしょう。
標準的な範囲からかなり突出して背が高い子どもの場合、まれに成長ホルモンの分泌量が多すぎたり、性ホルモンの異常が原因のことがあります。
背が低い子に必ずしも問題があるわけではありません。
小柄でも健康なら、問題はありません。ただ、何らかの病気のために身長の伸びが悪くなることがあります。色々な原因がありますが、ホルモンが正常に分泌されないなど、病気が原因のこともあります。一度、専門医にご相談ください。
身長の伸びに応じて、体重も増加していきます。一般には、背が高い子は体重も多く、背が低い子は体重も軽くなります。 体重が標準値であっても、身長が高い場合は、やせ気味になりますし、身長が低い場合は太り気味になります。
もし体重の増え方または、やせ方が著しい様でしたら肥満ややせの後ろに病気が隠れていることがありますので、ご相談ください。
小児内分泌外来では次のような症状・疾患の患者さんの診察・治療を行ないます。
○身長の伸びが悪い、よすぎる、体重が増えない。
⇒成長に関する疾患(成長障害、低身長、成長ホルモン分泌低下症、高身長など)
○二次性徴が早い、遅い。(乳房の早期腫大、思春期の早期発現や遅れなど)
男子なのに胸がでている。
⇒性に関する疾患(性腺機能不全、思春期早発症、思春期遅発症、無月経など)
○外性器の形が気になる、ペニスが小さい、停留精巣がある。
⇒外陰部の異常(性分化異常、半陰陽、小陰茎、停留精巣、尿道下裂など)
○色が黒い、白い。
○電解質・からだの塩分のバランスが悪いと言われた。
⇒副腎疾患(先天性副腎過形成症、副腎機能低下症など)
○甲状腺がはれている(首の前が腫れている)。
⇒甲状腺疾患(クレチン症など)
○多尿・多飲が気になる。ホルモン異常による夜尿症。
⇒尿崩症
○骨格・体のバランスが気になる。O脚、X脚が強い。
⇒骨系統疾患(軟骨無形成症、軟骨低形成症、骨形成不全症など)
○カルシウムのバランスが悪いと言われた。
厳しい食事制限をしている。
⇒カルシウム代謝異常症(クル病、副甲状腺機能低下症など)
○尿に糖が出ている、糖尿病の疑いがある。
⇒1型糖尿病
○やせてきている。
⇒いろいろな内分泌疾患
○偏食がある。どんどん太ってきている。
⇒小児生活習慣病(高脂血症、肥満など)
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